お手入れ方法と素材について
はじめに
サーミブレスレットは
約400年も前から作られていたもの。
きっとサーミ族の人々は、
年中身に着けながら
雨の自然洗浄、風の自然乾燥で
ワイルドに楽しんで
いたのではないかと思うんです。
店主が考える革製品としての
サーミブレスレットも
大切にしまわず、
自分の手指の油で
革が馴染んでいくことを
楽しんでほしい。
ついてしまった傷やシミも
そのときのこと思い出すと
ちょっと愛着が湧いてきます。
だから難しく考えずに
お手入れしてみてください。
かんたんな日々のお手入れ
■用意するもの
・ブラシ
・クロス
この2つは他の革製品にも使えるので、持っていると便利です。
柔らかい馬や豚や羊の毛などを使ったブラシと
布の密度が高い布がおすすめです。
店主が今使っているものは
✳︎ブラシ
[コロニル] 1909 ファインポリッシングブラシ
14.9cmx4.8cmx3.8cm 山羊毛 仕上げ
✳︎クロス
[コロニル] Collonil ポリッシング クロス/絹糸
■お手入れ方法
STEP1
ブラッシングでほこりや汚れを落とす
優しくブラッシングをしてください。
表面ついたほこりや汚れは
革の油分を吸ってしまい、
劣化の原因にもなります。
サーミブレスの表側は
ピューターやビーズなど
細かい装飾がされています。
編み込みの部分は汚れが溜まりやすいので、
特に注意してブラッシングしてみてください。
STEP2
クロスで磨く
クロスの綺麗な面を使って乾拭きをします。
乾拭きがどうして必要なのかというと
ブラッシングした後のほこりや汚れを
さらに取り除くだけでなく、
革の表面を磨く効果があるからです。
革にはもともと油分が含まれています。
その油分を染み渡らせるイメージで
乾拭きをしてください。
■素材について
/トナカイの革
「Reindeer」の素材は他に例を見ない、トナカイの本革を使った稀少性の高い商品です。トナカイの革は一般の本革と比べると、質感がとても滑らかで柔らかくしっとりとしていて、革の厚みが薄いのが特徴です。長年使うと手の油分で色が深く濃くなっていき、弾力があった革は手に馴染み、扱いやすくなっていきます。
/ピューター
錫という金属は、金属の中でも酸化しにくい金属です。(=錆びにくい)。 とはいえ、全く酸化しないわけではなく、時間をかけて少しずつ酸化します。
シルバー925とは、一般的に「シルバー」と呼ばれるアクセサリーで使われている素材のことです。
この925という数字は銀の含有率(純度)のことで、92.5%のシルバーが含まれていることを表します。
残りの7.5%は銅などの金属を混ぜて銅と銀の合金にします。